H22.9~12 土崎港S邸 高性能住宅へリフォーム
2010年 12月 15日
断熱改修とヒートポンプオール電化で
快適な住まいに!!
S邸のリフォームは、内装・外装・設備に係わる大規模なリフォームです。
断熱改修、太陽光発電システム、電化の暖房…と打合せしていくと、
施主様の快適な暮らしや省エネに対する意識が高く、
とても性能のいい省エネルギー住宅に生まれ変わることに。
それならば、CO2を削減するべく、断熱の強化や、高効率エネルギーシステムの導入を奨めるNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構…ながっ)の支援にも該当するのでは?!ということになりました。
県のリフォーム支援、太陽光発電システム導入による支援にも該当しました。
省エネルギー効果の高いヒートポンプ設備は、CO2の削減とともにランニングコストがとても魅力。将来に楽しみがでます。
導入時にイニシャルコストが嵩みすこし腰がひけますが、公的支援のあることが背中をおしてくれます。
補助申請の分厚い資料と、しばらく格闘しましたが、協力業者さんと担当佐藤のがんばりで、めでたく受付完了。8月末工事始まりました~!
着工
H22.8.23
外壁貼り替えがあるので風除室をいったん外します。
22.8.23 配管工事
トイレを増設するためガレージの土間をきっていきます。
配管します。
22.8.30~ 基礎補強
現在の基礎の内側に鉄筋を差し込み補強作業中。
22.8.31
コンクリートをいれて固めます。
養生中
22.9.4 固まりました。
枠外し。
22.9.4 足場設置
22.9.15
外壁をはがして、古い断熱材を取り除きます。
22.9.18 屋根張替
古い屋根の板金をはぎます。
屋根の葺き替え中は天気との競争なので、職人さんも助け合いです。
仲間と顔合わせて、
「よっ、頼むどっ」…てね。
H22.9.21 大工さん登場
合板を貼り替え、すぐさまルーフィングでおって板金工事。
そしてこの日皆さん協力のもと無事板金工事完了。
これで落ち着いて屋内の工事にかかれます。
断熱改修
断熱改修とは、建物の内外の境を断熱し、熱の逃げにくい建物にすることを言います。断熱材だけでなく、サッシなどの開口部の断熱もはいります。
最新のヒートポンプ型の暖房をいかすには、建物自体に高い断熱性能が望まれますので、場所・工事内容によって材・施工方法をかえながら、次世代基準になるように設定しました。
工事前のお住まいは、住宅に断熱材を入れるようになった初期の状態で、場所によっては断熱材のないところも見えます。
サッシは、当時としては性能の優れたペア硝子入りでした。
床断熱<1階床下>
車庫内に屋内として仕様する部分をを増築。基礎を打ちます。
奥は、寝室の押入に。手前は、新しく設けるトイレの一部になります。
新しくできたスペースには、内部からGWを施工します。
既存のままの床は、床下から断熱材(アイシネン)を吹付けます。
施工前(断熱材がありませんでした) アイシネン施工後
アイシネンは、工事現場にて発泡する断熱材。
細部にまできっちりとした施工ができ、性能に対しても生涯保証が出ます。
床断熱<2階の床下>
1階より張りだした2階の床は、外部として断熱が必要です。
リフォーム工事のない部分は、アイシネンを外側から吹付けます。
間取りのリフォームされる部分は、内部から施工できるのでGWにて断熱施工します。
リビング床
施工前(板状断熱材ありの上にさらに施工) アイシネン施工後(厚さ確認)
ユーティリティ床
施工前(断熱材がありませんでした) アイシネン施工後
2階居室の床
見えているのは既存の床。
かつての増築で大きな段差がありました。
新しい根太を敷き段差をなくします。
根太の間にGWを敷き詰めます。
厚さ200mm。
めくるとこんな感じ。
二重になっています。
壁断熱<1階壁>
床と同様に、既存のまま残す部分と、リフォームされる部分とで断熱材が、変わってきます。
1階の新しくできた壁は、GWで施工。
玄関ホール壁
位置が変わらなくても内壁を張り替える場所は、GWでの施工ができます。
施工前 施工後
玄関幅木 土間回りは、板状の断熱材を使用します。
ブルーに見えるヵ所が断熱材 仕上げにタイルを貼ります。
2階居室壁
間取りのリフォームがされるのでGWで施工。シルバーのシートは断熱後に包む気密シートです。
施工前 施工後
外壁廻りをアイシネンで
内壁をはがない場所は、外壁をはいでから外部よりアイシネンにより断熱施工します。
施工前(古い断熱材は、取り外しています) 施工後
壁は、厚さに制限があるので、ふくらみ過ぎた部分は平らにカットします。
天井断熱
天井は、吊り木や電気配線など細々とした材があり、決まった形状の断熱材では天井面と納まりが悪いので、こまいGWを使ったブローイングによる断熱とします。
厚さスケールを取付 吹き込み中
ブローイング断熱材は、時間がたつと沈み込むので
計画の3割UPの厚さで吹き込みます。
開口部断熱
硝子の交換 Low-Eペアガラスに交換。サッシ職人さんの仕事になります。
引き戸など外せる障子は外してガラス交換します。
外せない枠は、その場で外して入替えです。
サッシの交換 サッシまるごと断熱サッシを設置
躯体に枠を組んで
断熱サッシ取付。大工さんの仕事です。
玄関引戸の交換
空調設備・給湯設備
暖房は、温水パネル暖房+夏の冷房も兼ねたエアコンで補助
いずれもヒートポンプ式で効率よくはたらきます。
給湯機も、石油ボイラーからエコキュート(ヒートポンプ温水器)に変えました。
温水パネル暖房
本体の設置工事
熱交換機(ヒートポンプ)
温水を送るヘッダー
膨張タンク
温水は、不凍液を使用
各室温水配管
暖房パネル取付
窓下にコールドドラフトを押さえる横型
スペースによって縦型を設置
NEDOの対象となる高効率システムにシールを貼ります。
エアコン設置工事
エアコン室内機
エアコン室外機の設置
エアコンヒートポンプ
温水器の設置 車庫内に場所がとれたので室内置きです。
省エネナビ
消費している電力がデータで残るナビ。インターホンにナビ機能が付いています。
太陽光発電システム
太陽光の発電システムは実にシンプルです。
屋根の上にパネル
結線
パワーコンデショナー・分電盤との接続
メーター機器の取付 発電用・買電用・売電用とメーターが並びます。
内装工事
室内全体を塗り壁としました。
ホタテの殻が粉末になって入っているので、臭いや有害物質を分解・除去する機能を持った健康壁です。
施主様の遊びで波を入れました。
何たって土崎港ですから。
家族円満の丸い波です。
とくれば港囃子も聞こえてきます。
玄関ホールに、「港祭りコーナー」ができました。
壁には、秋田県産材「もみがらボード」を使ってみました。
エコ材であり、調湿効果もあり、素朴なやさしい風合いです。
玄関ホール
塗り壁ともみエコボードのコラボ
寝室の一面にももみエコボードを。塗壁の固さを、和らげてくれます。
2階ホールの明かり取り窓
室内側は、趣を変えてチョコ色のアクセント壁
壁にあわせてブラインドのカラーを選択
建 具
建具職人のお父様の腕を借りました。
お孫さんと相談されてモダンなインテリアができました。
外 観
外壁も総張替の工事です。
プラン パース
風除室もリニューアル
どうにか形ができ、収まってきたかな。
S様のご家族にあっては、お住まいになりながら長期間の工事にさぞやお疲れにのことでしょう。
終始明るくご対応いただき、大変助かって参りました。感謝申し上げます。
ぜひとも、この快適さの中で、癒されていただけますように。
大変ありがとうございました
暮らしてからの、節電量・太陽光発電量の報告もいたしたいと思います。
おたのしみに~
快適な住まいに!!
S邸のリフォームは、内装・外装・設備に係わる大規模なリフォームです。
断熱改修、太陽光発電システム、電化の暖房…と打合せしていくと、
施主様の快適な暮らしや省エネに対する意識が高く、
とても性能のいい省エネルギー住宅に生まれ変わることに。
それならば、CO2を削減するべく、断熱の強化や、高効率エネルギーシステムの導入を奨めるNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構…ながっ)の支援にも該当するのでは?!ということになりました。
県のリフォーム支援、太陽光発電システム導入による支援にも該当しました。
省エネルギー効果の高いヒートポンプ設備は、CO2の削減とともにランニングコストがとても魅力。将来に楽しみがでます。
導入時にイニシャルコストが嵩みすこし腰がひけますが、公的支援のあることが背中をおしてくれます。
補助申請の分厚い資料と、しばらく格闘しましたが、協力業者さんと担当佐藤のがんばりで、めでたく受付完了。8月末工事始まりました~!
着工
H22.8.23
外壁貼り替えがあるので風除室をいったん外します。
22.8.23 配管工事
トイレを増設するためガレージの土間をきっていきます。
配管します。
22.8.30~ 基礎補強
現在の基礎の内側に鉄筋を差し込み補強作業中。
22.8.31
コンクリートをいれて固めます。
養生中
22.9.4 固まりました。
枠外し。
22.9.4 足場設置
22.9.15
外壁をはがして、古い断熱材を取り除きます。
22.9.18 屋根張替
古い屋根の板金をはぎます。
屋根の葺き替え中は天気との競争なので、職人さんも助け合いです。
仲間と顔合わせて、
「よっ、頼むどっ」…てね。
H22.9.21 大工さん登場
合板を貼り替え、すぐさまルーフィングでおって板金工事。
そしてこの日皆さん協力のもと無事板金工事完了。
これで落ち着いて屋内の工事にかかれます。
断熱改修
断熱改修とは、建物の内外の境を断熱し、熱の逃げにくい建物にすることを言います。断熱材だけでなく、サッシなどの開口部の断熱もはいります。
最新のヒートポンプ型の暖房をいかすには、建物自体に高い断熱性能が望まれますので、場所・工事内容によって材・施工方法をかえながら、次世代基準になるように設定しました。
工事前のお住まいは、住宅に断熱材を入れるようになった初期の状態で、場所によっては断熱材のないところも見えます。
サッシは、当時としては性能の優れたペア硝子入りでした。
床断熱<1階床下>
車庫内に屋内として仕様する部分をを増築。基礎を打ちます。
奥は、寝室の押入に。手前は、新しく設けるトイレの一部になります。
新しくできたスペースには、内部からGWを施工します。
既存のままの床は、床下から断熱材(アイシネン)を吹付けます。
施工前(断熱材がありませんでした) アイシネン施工後
アイシネンは、工事現場にて発泡する断熱材。
細部にまできっちりとした施工ができ、性能に対しても生涯保証が出ます。
床断熱<2階の床下>
1階より張りだした2階の床は、外部として断熱が必要です。
リフォーム工事のない部分は、アイシネンを外側から吹付けます。
間取りのリフォームされる部分は、内部から施工できるのでGWにて断熱施工します。
リビング床
施工前(板状断熱材ありの上にさらに施工) アイシネン施工後(厚さ確認)
ユーティリティ床
施工前(断熱材がありませんでした) アイシネン施工後
2階居室の床
見えているのは既存の床。
かつての増築で大きな段差がありました。
新しい根太を敷き段差をなくします。
根太の間にGWを敷き詰めます。
厚さ200mm。
めくるとこんな感じ。
二重になっています。
壁断熱<1階壁>
床と同様に、既存のまま残す部分と、リフォームされる部分とで断熱材が、変わってきます。
1階の新しくできた壁は、GWで施工。
玄関ホール壁
位置が変わらなくても内壁を張り替える場所は、GWでの施工ができます。
施工前 施工後
玄関幅木 土間回りは、板状の断熱材を使用します。
ブルーに見えるヵ所が断熱材 仕上げにタイルを貼ります。
2階居室壁
間取りのリフォームがされるのでGWで施工。シルバーのシートは断熱後に包む気密シートです。
施工前 施工後
外壁廻りをアイシネンで
内壁をはがない場所は、外壁をはいでから外部よりアイシネンにより断熱施工します。
施工前(古い断熱材は、取り外しています) 施工後
壁は、厚さに制限があるので、ふくらみ過ぎた部分は平らにカットします。
天井断熱
天井は、吊り木や電気配線など細々とした材があり、決まった形状の断熱材では天井面と納まりが悪いので、こまいGWを使ったブローイングによる断熱とします。
厚さスケールを取付 吹き込み中
ブローイング断熱材は、時間がたつと沈み込むので
計画の3割UPの厚さで吹き込みます。
開口部断熱
硝子の交換 Low-Eペアガラスに交換。サッシ職人さんの仕事になります。
引き戸など外せる障子は外してガラス交換します。
外せない枠は、その場で外して入替えです。
サッシの交換 サッシまるごと断熱サッシを設置
躯体に枠を組んで
断熱サッシ取付。大工さんの仕事です。
玄関引戸の交換
空調設備・給湯設備
暖房は、温水パネル暖房+夏の冷房も兼ねたエアコンで補助
いずれもヒートポンプ式で効率よくはたらきます。
給湯機も、石油ボイラーからエコキュート(ヒートポンプ温水器)に変えました。
温水パネル暖房
本体の設置工事
熱交換機(ヒートポンプ)
温水を送るヘッダー
膨張タンク
温水は、不凍液を使用
各室温水配管
暖房パネル取付
窓下にコールドドラフトを押さえる横型
スペースによって縦型を設置
NEDOの対象となる高効率システムにシールを貼ります。
エアコン設置工事
エアコン室内機
エアコン室外機の設置
エアコンヒートポンプ
温水器の設置 車庫内に場所がとれたので室内置きです。
省エネナビ
消費している電力がデータで残るナビ。インターホンにナビ機能が付いています。
太陽光発電システム
太陽光の発電システムは実にシンプルです。
屋根の上にパネル
結線
パワーコンデショナー・分電盤との接続
メーター機器の取付 発電用・買電用・売電用とメーターが並びます。
内装工事
室内全体を塗り壁としました。
ホタテの殻が粉末になって入っているので、臭いや有害物質を分解・除去する機能を持った健康壁です。
施主様の遊びで波を入れました。
何たって土崎港ですから。
家族円満の丸い波です。
とくれば港囃子も聞こえてきます。
玄関ホールに、「港祭りコーナー」ができました。
壁には、秋田県産材「もみがらボード」を使ってみました。
エコ材であり、調湿効果もあり、素朴なやさしい風合いです。
玄関ホール
塗り壁ともみエコボードのコラボ
寝室の一面にももみエコボードを。塗壁の固さを、和らげてくれます。
2階ホールの明かり取り窓
室内側は、趣を変えてチョコ色のアクセント壁
壁にあわせてブラインドのカラーを選択
建 具
建具職人のお父様の腕を借りました。
お孫さんと相談されてモダンなインテリアができました。
外 観
外壁も総張替の工事です。
プラン パース
風除室もリニューアル
どうにか形ができ、収まってきたかな。
S様のご家族にあっては、お住まいになりながら長期間の工事にさぞやお疲れにのことでしょう。
終始明るくご対応いただき、大変助かって参りました。感謝申し上げます。
ぜひとも、この快適さの中で、癒されていただけますように。
大変ありがとうございました
暮らしてからの、節電量・太陽光発電量の報告もいたしたいと思います。
おたのしみに~
by inggenba
| 2010-12-15 15:16
| リフォーム:土崎S邸